帽子の栗原、秋冬「リー」など導入

2016/04/22 06:22 更新


 帽子製造卸・小売りの栗原は16~17年秋冬、積極的に新ブランドを導入し、売り場の活性化や新しい販路の開拓を狙う。

 リー・ジャパンとライセンス契約を結び、「リー」の帽子の販売を始める。全般的にNBが好調ななか「デニムカジュアルは穴になっていた」として、専門店や百貨店への卸のほか、直営店でも扱う。

 高い知名度とレディスマーケットに強い特徴を生かし、アパレルブランドとの協業やママと子供のペア企画などにも取り組む。秋冬は、製品洗いで適度な洗いざらし感を出したデニムキャップ(3600円)やコーデュロイのハット(4900円)など作った。

 シニア層に向けては、ゴルフブランド「ツアーステージ」の帽子を提案する。地方のGMS(総合小売業)やジーンズカジュアル店でスポーツブランドは、デイリーカジュアルとして手堅く売れており、新ブランドの投入で売り場を活性化する。中心価格は2500~3300円。

 新しい販路として、日本のプロ野球パシフィック・リーグの帽子の販売も始める。福岡ソフトバンクホークス、東北楽天ゴールデンイーグルス、埼玉西武ライオンズなど6チームそれぞれのロゴを使い、ハットやサンバイザーなどを出す。

 同社のキッズブランド「ビーディージェム」と協業したキッズ帽子も作った。球場のオフィシャル販売所や各チームの本拠地のGMS、スポーツ量販店などで販売する。

ジーンズの素材や加工を取り入れた「リー」の帽子


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