「コトハヨコザワ」(横澤琴葉)はこのほど、東京都内のホテルの屋外プールで単独のショーを行った。19年秋冬コレクション以来のショーで、「フィジカルでしかできないものがあるってことを、自分から伝えていきたいと思った」と横澤。シーズンにとらわれず、15年前の高校生の頃に作った洋服も含め、様々な時代のアイテムをミックスし、男女のモデルに着せて見せた。
鮮やかな3配色のプリーツ素材を切り替えたトップに、きもののような薄手のコート。その下には、薄いブルーのプリーツ素材を切り替えたパンツ。ブランドを立ち上げたときから作っている、メロー仕上げのアシンメトリーなカットソーとニットアイテムが、時代を超えて違和感なく溶け込み、横澤らしいリズミカルなムードを作り出す。
ビキニの上に胸の中心をカットアウトしたノースリーブトップ。その下には、腰回りが破れたデニムパンツをのぞかせるようにベロアのハーフパンツを重ねる。短い着丈のトップに、腰ばきやレイヤードのアクセントを加える。ウエストシェイプをきれいに見せ、90年代を思わせるセクシーな着こなしに仕上げた。