ドイツ避暑地でデトックスプチ旅行(宮沢香奈)

2016/09/21 11:59 更新




気温差は激しいが、遮る高層ビルもなく、ダイレクトに日が差し込むため30℃に達しなくてもかなりの暑さとなるドイツの夏。そんな貴重な夏日を利用して1泊2日のプチ旅行へと出掛けた。

目的地はブランデンブルク州に属するカプート村という豊かな森林と湖に囲まれた避暑地。ポツダムから程近く、ベルリン市内からは列車やバスを乗り継ぎ、1時間弱で行けるとあって、まさに近場のリゾート地だ。

カプート村には、まだ肌寒さの残る4月末に一度訪れたことがあり、こちらのコラムでも紹介している。

その時は、プライベートヴィラが一般利用出来るアパートメントホテル「Remise Am See」としてリニューアルオープンした直後で、スペシャルコンテンツとして開催されたデトックスプログラムの取材をさせてもらった。

マドンナのプライベートシェフであり、ツアーにも同行していたマクロビオティックの第一人者・西邨マユミさんをゲストシェフに招き、ベルリンの著名人たちに料理を振る舞う企画が開催された。

その時の様子がこちら。

マユミさんは、思想や生き方そのものが魅力的で、圧倒されるオーラと笑顔がとてもステキな方で、知り合えたことにとても感謝している。

 


 

西邨マユミさん。もちろん自らキッチンに立ち、料理から盛り付け、ゲストへの説明など全てこなす。

 

 

マユミさんのアシスタントを務めたドイツ在住の女性たち。左からミカさん、ユカさん、プログラムの発案者でもあるMamikoさん。

 


 

マクロビオティックメニューの一部。朝昼夜の3食に、おやつまで付いてくる贅沢コース!!

私はベルリンへ来てから、日本での不規則な生活を反省し、BIO食材やグルテンフリーに関心を持つようになったものの、マクロビオティックに関しては全くの素人だった。マユミさんとの出会いからマクロビオティックに興味を持ち、改めて自分の健康について考えるようになった。

そして、このプログラムの発案者であり、ヨガの先生でもある友人のMamikoさんに相談して、今回のデトックスプログラム付きプチ旅行が決行されることになったのだ。

美しい自然に囲まれた最高のロケーションにあるラグジュアリーなホテルに泊まり、素材の良さが分かるおいしいマクロビオティックメニューを食し、広々した庭の芝生の上でマイナスイオンを浴びながらヨガを行い、アンティークボートでクルージングまで楽しんだ最高の思い出となった。

なかなか出来ない貴重な体験なだけに、分かりやすく写真に説明付きで紹介したい。

 

 

 

人通りが少なく、絵本の中みたいな景色が続く。ベルリンの富裕層が多く別荘を持つことでも知られるカプート村の建物はほとんどが一軒家で、個人所有のボート、豪華なガーデニング、蔵まであり、優雅な雰囲気が漂う。

 



 

アパートメントホテルは3棟に分かれており、それぞれに、寝室2部屋、キッチン、リビング、バスルーム、バルコニーという間取りになっている。世界中を旅しているオーナーが選び抜いたハイセンスな家具やオブジェが置かれており、全てデザインが違う寝室はまるでデザインホテル。

 

 

ホテルの目の前に広がるシュヴィーロフセ湖。キラキラと水面が光り、ため息が出るほど美しい景色を見せてくれる。

 


 

プチ旅行中のマクロビメニューの一部。

 

 

デトックスプログラムの一部として行われたヨガのレッスン。

「Remise Am See」では現在もデトックスプログラム付きの宿泊プランを実施中とのこと。(*西邨マユミさんによる料理、ワークショップはスペシャルプログラムだけとなります。)普段とは違う環境に身を置くこともまた贅沢の一つなのだと実感した。気になった方は是非一度体感してみて欲しい。

 

Remise Am See 

Str. der Einheit 86, 14548 Schwielowsee 

Tel: +49(0)33209 848075

*デトックスプログラムに関しては下記までお問い合わせ下さい。

3泊4日~2人利用の場合 2300€~ 

マクロビオティック&ヨガリトリート@Remise am see 

問い合わせ先:mm22berlin@gmail.com (担当:Mamiko)*日本語での対応可




宮沢香奈 セレクトショップのプレス、ブランドのディレクションなどの経験を経て、04年よりインディペンデントなPR事業をスタートさせる。 国内外のブランドプレスとクラブイベントや大型フェス、レーベルなどの音楽PR二本を軸にフリーランスとして奮闘中。 また、フリーライターとして、ファッションや音楽、アートなどカルチャーをメインとした執筆活動を行っている。 カルチャーwebマガジンQeticにて連載コラムを執筆するほか、取材や撮影時のインタビュアー、コーディネーターも担う。 近年では、ベルリンのローカル情報やアムステルダム最大級のダンスミュージックフェスADE2013の現地取材を行うなど、海外へと活動の場を広げている。12年に初めて行ったベルリンに運命的なものを感じ、14 年6月より移住。



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