デザイナーの北迫秀明氏が「武州正藍染」事業者と協業 若い世代に着てほしい

2023/11/29 18:00 更新会員限定


日本の伝統を現代服にアップデートする(写真=河口朋輝)

 ファッションデザイナーの北迫秀明氏は自身のレディスブランド「カルマ・カリーナ」で、埼玉県の伝統手工芸「武州正藍染」を行う石織商店(埼玉県加須市、石塚新吾代表)との協業プロジェクトを開始する。来年1月からの予定で、武州正藍染のレディスウェア・小物をECや商業施設などでの期間限定催事で販売する。「日本の伝統工芸の素晴らしさを現代服にアップデートすることを通じて、世界に発信したい」(北迫氏)とし、海外販売も目指す。

(有井学)

 伝統工芸士である石織商店の石塚代表が自社工場で手染めした綿100%ジャカードのワンピース3型(予定税抜き価格6万6000~8万8000円)、Tシャツ(7000~8000円)、ヘアバンド(5000円前後)、ストール(1万円前後)を販売する。「年配の人たちに愛好者が多い藍染を若い世代に着てほしい」と、全体の色を濃くし、Tシャツは絞り染めにした。ワンピースはワンサイズで、ひもでサイズ調整でき、ウエストベルトでシルエットにメリハリが出るようにした。

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