キタムラと横浜国立大 曲率線応用しバッグサンプル製作

2017/08/31 04:23 更新


曲率線で囲まれた曲面パッチによる展開図で製作したハンドバッグのサンプル

 キタムラと横浜国立大学は、自由曲面で構成する3次元構造物をシート状素材で製作する新手法を活用し、ハンドバッグの実用サンプルを製作した。

 公益財団法人横浜企業支援財団が両者を仲介し、前川卓同大大学院工学研究院教授の研究内容をハンドバッグとして実用化する。自由曲面上に存在する互いに直交する曲率線で囲まれた曲面パッチを基本とした2種類の展開図を作成し、この2種類の短冊を編み込むことで3次元構造物を作る。どの方向からの力にも強い曲面が作れるのが特徴。この手法で実用サンプルを作った。

 サンプルは「本革で作る」「横浜らしさ」「実用性」を重視し、革の厚みや心材にも工夫を重ね、ブルーとホワイトで仕上げた。サンプルは8月31日~9月1日に東京ビッグサイトで開かれる「イノベーション・ジャパン2017~大学見本市&ビジネスマッチング」の前川教授のブースに出展される。



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