近鉄百貨店は5月26日、名古屋店(近鉄パッセ)を26年2月末で閉鎖することを正式に発表した。名古屋駅地区再開発計画による名古屋近鉄ビル解体によるもの。再開発後も出店しない予定だ。
名古屋近鉄ビルは、地下3階、地上10階で延べ床面積は2万平方メートル強。名古屋店は66年の開業で、営業面積は8959平方メートル。24年度の収益認識に関する会計基準等の適用売上高は18億9200万円。適用前の総額売上高は約49億円。社員23人は配置転換の予定。店舗閉鎖損失として第1四半期に約20億円を特別損失に計上するが、貸主の近鉄不動産との間で損失に見合う補償金の受領契約を7月を目途に締結予定で、通期の業績修正はしない。