錦糸町パルコ 3月16日開業 105店で年間売上高115億

2019/01/21 15:46 更新


 パルコは3月16日、東京・錦糸町(墨田区)に錦糸町パルコをグランドオープンする。パルコとして18施設目で、東東京エリアでは17年11月に上野に開業したパルコヤに続く2施設目。都市型の高感度ファッションやコスメを含めた雑貨のほか、食やサービス機能を充実し、近隣で増加するファミリー層を中心とした居住者や就業者、国内外の観光客の取り込みを狙う。テナント数は105店で、69店が錦糸町エリアに初出店する。年間テナント売上高は約115億円を目指す。

 JR錦糸町駅前の楽天地ビル(地下1階~地上9階)のうち、現リヴィン館(地上1~7階)部分と別館(地上3~6階)部分を賃借し、開設する。延べ床面積は2万2800平方メートルで、投資額は約26億円。

 「都心感度の発信と地域密着型のハイブリッドな施設構成」とする。

 1階(17店)は「街の顔となるエントランスフロア」とし、エリア初の「コーチ」「フルラ」「マイケル・コース」、コスメ「ジルスチュアート・ビューティ」などが入るほか、地元店を主体に飲食・カフェ7店を揃えたフードホールを開設、訪日外国人需要も狙う。

 2階(16店)は「アーバンリサーチ・サニーレーベル」「ジャーナルスタンダード・レリューム」「フリークスストア」などのレディス・メンズのセレクトショップとカフェ「スターバックスコーヒー」などを入れる。

 3階(21店)は「エージーバイアクアガール」「ビーラディエンス/ファビュラスアンジェラ」などレディスファッションを主力に、「エチュードハウス」などのコスメ、ベビー・キッズ「西松屋」、エステ店やパンケーキ専門店を揃える。

 4階には「無印良品」がフロア全体に入る。店舗面積は3300平方メートル以上で、木育広場を設けた大型キッズゾーンを作り、食・カフェ業態も入れる。5階(24店)はファッションとカルチャー関連主力で、レディス・メンズ「ウィゴー」「アメリカンホリック」、レディス「イング」「レトロガール」、メンズ「ヴォーギッシュ」「ゼロバイトルネードマート」などのほか、楽器・音楽教室「島村楽器」などが入る。

 大型複合映画館と連絡通路を通じてつながる6階(18店)は「エドウイン」「ゲス」などのカジュアルファッションと「ロフト」などの雑貨、レストランを揃える。7階(10店)は郵便局、クリニックモールなどを入れ、「地域の生活インフラ」とする。

外観イメージ


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