〝景色の一部〟になるバッグ、小物ブランド「ケシキ」

2018/02/23 04:26 更新


 レディスバッグ、革小物ブランド「ケシキ」は使っている時だけでなく、置いた時にも見栄え良く、景色の一部になるようなアイテムに仕上げている。ブランドは細川瑠璃(るり)さんが16年10月に立ち上げた。

 細川さんはインテリア会社に勤めていた時から、革製品などの雑貨の企画に携わり、その後、高級かばんを製作している店で革製品の製法について学んだ。そして革製品を身に着けている時だけでなく、使わずに置いているだけの時もバッグを日々の景色の一部と考え、デザインを始めた。部屋にある商品が周囲になじんだり、商品自体が視覚的に良い印象を与えたりするデザインを工夫している。

 マチにホックが付いており、ホックを留めるとバッグの形状になり、外すとフラットなり、つるすことができるフラットバッグはベルトを底のフックで調整することでショルダーバッグにもハンドバッグにもなる。6万円。

 クリップのように金具で口元を閉じるスリムなバックパックタイプ(5万9000円)や、レザーにアルミ箱をスライドさせて下の穴から指で押し出せるカードケース(1万7000円)なども揃えた。円錐(えんすい)型のキーケース(9800円)はマグネットで閉じ、開けるとキーの重さでケースの外に下がってくる工夫を加えた。

 販売先はライフスタイルショップ、セレクトショップ、百貨店、ミュージアムショップなどで3月にはイタリアでも販売する。今後、海外にも販路を広げていく。

フラットバッグ
つるしたフラットバッグ
カードケースとキーケース



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