子供服の循環型経済に取り組むオーネミューエ(東京、長谷川まゆみ代表)は、サイズアウトしたら買い取りも行うという子供服ブランド「KasuRekids」(かすりキッズ)を立ち上げた。5月30日まで応援購入サイト「マクアケ」で先行予約販売している。
日本の伝統的先染めの久留米絣を素材にしており、手仕事で上品なコーディネートに仕上げている。端切れを使い、厚地のものは通年で着用できる。子供が成長し、着られなくなったら買い取りするサービスが特徴で、環境負荷の低い衣類の循環型経済を目指している。
久留米絣は1反が12メートルまたは13メートルという規格があるため、12メートルより短いと規格外として問屋に卸せなくなる。織布工程で経糸が切れるなど、どうしても出てしまう端切れを使用している。ワンピースを縫製する工程でも、縫製工場の協力を得て、織物の耳(生地の両端部分)を使うことで廃棄される生地を極力少なくしている。
製品は綿100%のワンピースでサイズは100~130センチ。色は紫、茶、紺。姉妹や親戚、友人などにお下がりする時に便利な名前タグを採用している。サイズアウトしたら買い取りし、次に必要な子供に中古販売・レンタルで届け、「いいものを大事に着続ける」ことを実践する。