レディスニットブランド「カピエ」(大島郁)の19年春夏コレクションは、横編みアイテムから遠ざかってしまいがちな春夏に、日常に取り入れてほしいという思いを込めた。
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スポーティーシックをテーマに、ストッパー付きのドローストリングやパターンの取り方、スポーツウェアのような編み地で存在感のあるアイテムに仕上げている。一つ加えることで、いつもと違ったスタイルを楽しめること、シーズンレスで着られることも考えてデザインした。
スポーティーなアイテムは、大きめシルエットのパーカやウエストの両サイドをドローストリングにしたTシャツなど。
一方、細い糸で編んだ、きれいに透けるプルオーバーやマルチカラーのプリーツスカートもあるが、フェミニンに寄らずすっきりした仕上がりだ。組み合わせるとスニーカーに合いそうな雰囲気が今っぽい。パーカやジャケットは糸と編み方の工夫で、だれないようにしている。
透けるプルオーバーは繊細でさらりとした肌触り。編み方を変化させることで陰影のある表情にした。
ミラノリブとジャージーをドッキングし、裾の一部をひらりと切り出したTシャツ、たっぷりシルエットのスキッパー風トップなど、より取り入れやすいものも揃う。
専門店向け卸のほか百貨店での期間限定店で販売しており、26日からは伊勢丹新宿本店で開催予定。