【ソウル=松本寧音】韓国産業通商資源部が主催、韓国ファッション産業協会(ハン・ジュンソク会長)が主管する国内ファッションの展示会「2023トレンドフェア」が8月23日、ソウルの複合施設COEXで開幕した。22年はコロナ下で海外からの来場が厳しかったが、今年は14の国と地域からバイヤーが集結。一般客も自由に出入りでき、新たな出会いに興味津々の様子でにぎわっている。
ファッションテック14社が初出展
トレンドフェアは11年、国内のクリエイターやデザイナーブランドの新しいビジネス販路開拓の支援を目的にスタートした。今年は婦人服が53ブランド、紳士服が11、ユニセックスが18、ファッション雑貨34が出展した。
韓国の将来有望なファッションデザイナーを選ぶ「Kファッションオーディション」で大統領賞を受賞した「RE RHEE」(リ・イー)をはじめ、国を挙げて力を入れているエコとデジタルの側面を持ったブランドなどが揃い踏みだ。
初出展は14のファッションテック企業。ファッション関連で優れたAI(人工知能)技術を紹介する。サービスを直接体験できるブースもある。
開幕式は、同会場で併催する国際繊維素材展「プレビュー・イン・ソウル」と合同で行った。韓国の2人の著名デザイナーと韓国企業がタッグを組み、ランウェーショーを見せた。