ジュン、コロナ下入社の社員で「同期会」を開催 絆を深めて仲間を増やす

2023/10/24 06:30 更新


モチベーションマップを使った自己紹介でコミュケーション

 ジュンは初めて、都内で「同期会」を開催した。20~22年の3年間に入社した新卒社員を対象にしたもので、コロナ禍でリアルの入社式ができなかった77人(3年間の対象は81人)が全国から集まった。同期同士でのコミュニケーションが希薄な世代が交流する機会を設け、「自分を知り、仲間を知る」ことで絆を深め仲間を増やすことが目的。「モチベーションアップや一人で悩まず相談できる仲間作り、会社への帰属意識向上」も狙った。

 佐々木進社長は「コロナ禍で他の部署や地域と交流する機会ができなかった。皆さんはジュングループのファミリー。その中でも同期入社は大切な仲間であり、良い意味でライバルでもあり切磋(せっさ)琢磨(たくま)していってほしい」として、企業理念の「ユーアーカルチャー」や行動指針「5ルール」の考え方などを語った。

 第1部の研修では「自分の歩んできたカルチャーを語り、同期のアイデンティティーを知ることで絆を深める」目的で、入社年度別のテーブルごとに自己紹介を行った。佐々木社長も自己紹介。10歳時の写真を見せて、小学高学年から洋楽に目覚め、インポートファッションも好きになり、その後のジュン入社以降などを語った。その中で、「この会社はやりたいと思う考えとスキルがあればチャンスがある」と語りかけた。

 その後、社員は縦軸にモチベーション、横軸に時間が設定された「モチベーションマップ」に、気持ちが上がった・下がった出来事を具体的に書き込み発表。初めは静かなグループもあったが次第に談笑や質問などで盛り上がっていた。

 また、「プロフェッショナルの流儀」として、ルミネエストなどのロールプレイング大会の入賞者ら3人が、大会参加の理由や接客時のモチベーション、目標などで対談を行った。佐々木社長は「早くこのような会を開きたかったので、本当に良かった。社員の楽しそうな姿も見られ、今後もリアルの交流やイベントを行っていきたい」という。

 第2部は懇親会。研修とは別のエリア別グループで、食事やビンゴ大会などを行った。佐々木社長からは参加者一人ひとりに企業メッセージが入ったトートバッグを手渡し感謝の気持ちを伝えた。渡辺明利専務は「絆を大事にしながら33年を歩み、つらい時も乗り越えられたと思っている。皆さんの成長が会社の成長であり、今日の絆を大切にここから関係を深めていって欲しい」とあいさつした。

懇親会会場の中庭に集まっての集合写真

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