日本政府観光局によると、7月の訪日外国人客数は前年同月比5.6%増の283万2000人で、7月として過去最高を記録した。航空路線の新規就航や増便、継続的に実施している訪日プロモーションなどが寄与した。一方で、6月18日に発生した大阪府北部の地震や、7月の西日本豪雨の影響によって、東アジアの一部で訪日需要が減り、全体の伸びとしても鈍化した。
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国・地域別では、中国が単月として過去最高を記録したほか、台湾、タイ、シンガポール、フィリピン、ベトナムなど15の国・地域が7月として過去最高となった。
東アジアは中国が夏季休暇シーズンの到来でクルーズ船を含む家族旅行需要が増え、12.6%増の87万9000人だった。台湾は3.1%増の46万人だった。地震や豪雨の影響で韓国は5.6%減の60万8000人、香港は3.3%減の22万6800人だった。