キャンプをブームで終わらせない!(杉江潤平)

2019/11/18 16:55 更新


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「キャンプ沼にはまる」「沼消費」。

キャンプが病みつきになり、次々と新しいギアを買い集めてしまう様をこう呼ぶそうです。こう表現されるほど、キャンプ用品マーケットが今、活況を呈しています。

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10年ほど前からキャンプ人気に火が付き始めましたが、ここ数年は徐々に勢いが強まっている印象です。

18年の統計(日本オートキャンプ協会)では、キャンプ用品の市場規模は25年ほど前の「第一次オートキャンプブーム」に匹敵しつつあります。

増税もどこ吹く風。各社にヒアリングすると、単価の高いテントがいまだに売れていることもあり、10月以降も前年の売り上げ実績を上回るメーカーや小売りが多いです。

22年ぶりに市場規模が700億円台に乗ったと報じる7月25日付「繊研新聞」

「繊研新聞」では今年2月に、初めてキャンプ用品ビジネスの情報を集積した「キャンプ特集」を企画・掲載しました。すると反響が凄まじく、製作に関わった私も、ネタの「引き」の強さを久しぶりに実感した次第です。

そこで明日11月19日付にて、その2弾目を掲載することになりました。しかも前回よりページ数を増やし、全6ページフルカラーの“熱盛”紙面です! (取材などでご協力いただきました皆様には、この場を借りて改めてお礼申し上げます)

繊研の「キャンプ特集」に対する業界の期待は大きく、ゲラのチェックにも力が入ります…!

企画全体のテーマは、今特集のキーメッセージである「キャンプをブームで終わらせない」。

25年前の第一次オートキャンプブームは、ブーム収束後、参加人口も市場規模も一気に縮小しました。そこで多くの業界関係者にインタビューを重ね、同じ轍を踏まないようにするには、業界はどうあるべきか、見解を伺いました。

目玉企画の「フロンティアトップ対談」は、国内最大手「コールマン」の中里豊ジャパン社社長〈写真奥〉と、アウトドア業態の大型店出店に積極的なアルペンの水野敦之社長〈左〉です

もちろん、「キャンプをブームで終わらせない」ための、各社の先進的な取り組みも数多くご紹介しています。

スノーピークと釣り具メーカーのティムコ、アウトドア専門店のワイルドワンは、キャンプと釣りを融合した売り場を作り、キャンプだけにとどまらないアウトドアの魅力を訴求します。写真は、東京・台場の「デックス東京ビーチ」にできた初の3社共同売り場

今回、掲載日を11月にしたのは、訳があります。

普通、キャンプシーズンというと、もう少し暖かい時期だと思いますよね? ところが近年は、冬にキャンプを楽しむ人が増えていて、秋冬シーズンもビジネスの可能性が広がってきているんです。

フロントページでは、それを裏付けるデータや、売り場の先行事例などもご紹介。キャンプ用品売り場を構えるアウトドア専門店や量販店の関係者に、「この時期こそ売り場を縮小するのではなく維持しよう」「キャンプを通年ビジネスにしよう」と訴えます。

アーバンドックららぽーと豊洲の「ロゴスショップ東京店」では今秋から、可愛いストーブでお馴染みの「アラジン」とのコラボ売り場が登場しています

また、今回は今特集では初の地方取材も敢行! 東北や北陸にある、有力アウトドアショップや…、

新潟県内で4店舗を展開する「WEST」も取材。写真は三条店

アーバンリサーチが長野県蓼科にオープンした、キャンプ場付きの宿泊施設「タイニーガーデン」などを取材してきました。

以前からある建物をリノベーションした、おしゃれで清潔な施設でした

かくいう私も、沼にはまっている一人(以前のレポート「キャンプもファッション!」参照)。

キャンプを通じた自然体験の虜になった者として、「今の盛り上がりがブームで終わってほしくない」と強く願いながら、製作に励んできました。今企画が、お役に立てば幸いです。ぜひ、お読みください。

今夏のファミリーキャンプのひとコマ

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すぎえ・じゅんぺい 本社編集部所属。編集プロダクション勤務の後、03年に入社。大手アパレル、服飾雑貨メーカー、百貨店担当を経て、現在はスポーツ用品業界を取材。モットーは『高い専門性と低い腰』『何でも見てやろう』


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