ルクア大阪、天王寺ミオ 19年度も増収は確実

2020/01/09 06:28 更新


 JR西日本SC開発が運営するルクア大阪、天王寺ミオの全館売上高は19年度も増収となる見通しだ。上期が期初計画を大幅に上回ったことに加えて、下期も増税の影響は薄れてきているとみているため。ルクア大阪は850億円超え(18年度841億円)、天王寺ミオは380億円超え(372億円)を見込んでいる。

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 上期(19年4~9月)は、ルクア大阪が前年同期比7.9%増、天王寺ミオが5.8%増で、期初計画を大幅に上回った。両施設とも、改装効果で4~8月が全月増収だったことに加えて、9月は駆け込み需要で2ケタ増だったことが貢献した。

 下期は、ルクア大阪が10月4%減、11月2%減、天王寺ミオは10月5.3%減だが、11月は2.4%増と伸ばしている。12月は暖冬や23日が平日となったことや、天王寺ミオがES(従業員満足)の観点から12月31日を試験的に休館にしたこともあり、両施設とも前年割れ。ただ、「ルクア大阪の年末の会員対象やテナント独自のプレセールの状況をみると、増税の影響はほぼない」との見方だ。下期も想定を上回る状況で推移していることもあり、19年度の増収は確実とみている。



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