ジョゼフオム、春物も計画上回る推移

2015/04/20 05:12 更新


 オンワード樫山のメンズ「ジョゼフ・オム」は昨秋冬から堅調な売り上げが続き、春物も計画以上の推移となっている。今後も引き続き実需型の月別MDを徹底し、プロパー販売比率の向上を目指す。

 昨秋冬はコートの投入時期を1カ月ほど繰り下げた。「販売期間が短くなる分、商品の鮮度と瞬発力が高まり、商戦のヤマが高く鋭角になった」(佐々木亮太JOSEPH事業本部商品部部長)という。

 コートは、ダウン系の投入量を減らしたが、全体の型数は増やしてウール系で新鮮な提案をした結果、売り上げは前年同期比30%増となった。軽量で防シワ性に優れるセットアップ企画のジャケットはシーズン前半の主力アイテムだったが、売れ筋の追加フォローが成功し、後半まで継続して売れた。

 同企画のヘリンボーンツイードのジャージーを使ったジャケット(4万3000円)とパンツ(2万4000円)は、セット購入率も30%強と高かった。

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