日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW推進機構)は来年から総合素材展「TOKYO TEXTILE SCOPE」(東京テキスタイルスコープ、TTS)を始める。プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)、JFWジャパン・クリエーション(JFW-JC)を再編、新しいコンテンツを加え、発展させた展示会。産地、世代、業種の垣根を越えた交流を促し、事業機会を創出する。
PTJは商談を目的に年2回、JFW-JCは日本の産地を中心に優れた製品を紹介する場として年1回開催してきた。今後は事業の位置づけの境目をなくし、「東京から世界に向けて日本の素材や職人技を見せていくために、繊維産業が一体となってシーズンごとにボリュームをもって発表する必要がある」(古茂田博事務局長)と改めた。
2、3年後には、TTSを中心に産地や団体が各地で開催する展示会を集約した〝東京テキスタイルウィーク〟を立ち上げる構想もある。「私たちの集客力や発信力を生かすことで一層の集客が見込める。商談を活性化し、産業を盛り上げたい」と期待する。
第1回TTSは25年5月14~16日に開催。出展者は11月初旬から募る予定。