ジャヴァの「ケティ」 百貨店、SCともに好調

2017/03/13 06:10 更新


 ジャヴァコーポレーションは「ケティ」と「ケティ・シェリー」が売り上げを伸ばしている。スカートを軸にしたフェミニンテイストの軸をぶらさず、客数を伸ばす施策に取り組んだことが成果に結びついた。

 百貨店向けを中心とするケティ、SC向けを中心とするケティ・シェリーともに好調で、ケティ全体の16年4月~17年2月の売上高は既存店ベースで前年比約20%増となった。オリジナルのプリント柄商品を月2型は必ず投入しているほか、刺繍やレースでもオリジナル柄を提案している。

 競合するフェミニンテイストのブランドが少なくなったと見ており、オリジナル性の追求など「スカートとブラウスをベースにしたブランドの強みを再構築した」ことがフェミニンテイスト志向の新規客獲得につながった。

 1000~2000円程度商品単価を下げたことも貢献し、客単価は下がったものの、購買客数が大幅に伸びた。主軸のスカート、ブラウスのほか、オケージョン対応商品も好調だった。秋冬ではダウンを中心とするコートが前年比30%増と伸ばした。17年度も生産数量を増やして増収を目指す方針だ。


4月に投入予定のストライプと花柄を組み合わせたプリント(左)などオリジナル柄の提案を追及している



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