シャツ・ネクタイメーカーが、伊フィレンツェで開催されるピッティ・イマージネ・ウオモへの出展を足がかりにした海外事業を進めている。1月に開かれた同展にはフレックスジャパン、山喜、永島服飾の3社が出展した。
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フレックスジャパンはMFU(日本メンズファッション協会)合同ブースに8回目の出展。シャツジャケットの「ジャッツ」、「ハイブリッドセンサー」使いのシャツ、綿100%でクラシックな「コーゲン1940」を出品。山喜は3回目の出展で「CHOYA・SHIRT」(蝶矢シャツ)を単独ブースで出した。永島服飾は単独ブースで12回目の出展となり、「チビタイ」を出品したほか、MFU合同ブースへは8回目の出展で「ナガシマ」ネクタイを出した。
フレックスジャパンは、「ホールガーメント」(無縫製ニット)を使ったジャッツやハイブリッドセンサーを使ったシャツへの評価が高かった。「両商品の商談は会期後も続いている。ハイブリッドセンサーはポリエステル100%素材だが、現地でもポリエステルのシャツに対する抵抗感がなくなっている。次回6月展では集客力を高めるための展示プレゼンテーションを強化する」(同社)考え。
永島服飾はチビタイが堅調で、「会期中の成約は前回並みだが、会期後も商談が続いている。市場で定着しているが、まだ伸びる余地がある」(同社)という。