ジャパンブルー、2つの新ブランド 出店も加速

2017/03/28 06:22 更新


 ジャパンブルー(岡山県倉敷市、真鍋寿男社長)は今期(18年2月期)、レディスジーンズなどの新ブランドを複数打ち出すとともに、直営店の出店を強め、増収を目指す。

 3月にレディスジーンズ「アーヴィン」を直営店から立ち上げ、秋冬から卸販売を本格化する。国内だけでなく米国を中心とした海外も視野に入れたブランドで、「メード・イン・ジャパンの最高の品質」「パリの空気感」「西海岸のクラシカルなディテール」を組み合わせる。

 中心ターゲットは本物志向の30~40代女性。国内向けはプレーンな加工のストレッチジーンズやワイドパンツ、チノパンツが中心。1万2000~1万4000円。海外向けはクラッシュなどのハードな加工を入れたジーンズを主力にする。

 卸販売中心だが、ブランドをトータルで発信するため、25日に岡山県倉敷市にある児島ジーンズストリートに直営店アーヴィン児島店を開いた。100平方メートルの売り場にボトム50種類をはじめ、トップなども揃えた。海外は米国への卸販売のほか、アジアも進出する。パリの現地法人でも販売を予定する。

 初年度売り上げ目標は5000万円。20年までに販売先を国内200店、海外100店に増やし、5億円の販売を目指す。

25日にオープンした「アーヴィン」の直営店

 もう一つの新ブランド「パーマネントブルー」は、「心がおどる、心地の良いものに囲まれた生活を送るお手伝い」をコンセプトにしたルームウェアやライフスタイル雑貨を中心としたブランド。女性目線で企画したパジャマやワンマイルウェア、クッションなどを販売する。

 4月15日に児島ジーンズストリートで、アーヴィン児島店と隣接する形で直営店パーマネントブルーを開く。67平方メートルの売り場に、同ブランドの商品のほか、テキスタイルブランド「コレクト」のデニムを中心とした生地のカット販売も実施する。ルームウェアで1万5000円前後。卸販売は予定していない。初年度の売り上げ目標は2000万円。

 直営店の出店については、「ジャパンブルージーンズ」「桃太郎ジーンズ」などの既存ブランドでも進める。とくに拡販を視野にいれた戦略ブランドであるジャパンブルージーンズは出店を加速したい考えだ。自社のECサイトによる販売も小売事業の一つとして強化する。


「アーヴィン」は秋冬から卸販売も本格化する


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