ジャパンブルー(岡山県倉敷市)は4月に倉敷市で、初となる自社の全ブランド複合型店舗「デニム研究所」とテイクアウト専門カフェ「サロンドデニム」を開いた。ともに今後の出店に向けたテストケースの位置付け。反応を分析し、新規出店に生かす。
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4月13日に美観地区に開いたデニム研究所倉敷店は同社のブランドショップ2店を改装。隣接していた2店をつなげ、91平方メートルの店にした。主力の「桃太郎ジーンズ」「ジャパンブルージーンズ」をはじめ、レディスの「アーヴィン」や「セット」「ソウライブ」の5ブランドを展開している。
メンズ、レディスのジーンズを主体に、そのほかトップや小物を品揃えしている。国内外の観光客を対象に、既存商品だけでなく、随時限定商品も企画していく。初年度売り上げは6500万円を見込む。
サロンドデニムは4月20日、児島ジーンズストリートにある「桃太郎ジーンズ」児島味野本店の横のスペースを改装して開いた。衣料素材としてのデニムではなく、食や住も含む日常空間での様々なデニムの在り方を提案するコンセプトショップとした。
41平方メートルの店内に、自社の色落ちしないデニム「シン・デニム」を活用したメニュー表やカフェカウンター、モルタルのギフトテーブルを設置。コーヒーは有名店の監修によるオリジナルブレンドコーヒーを使用している。エスプレッソで350円から。オリジナルのコーヒージェラートやクッキー、フィナンシェ、そのほかコーヒー豆ギフトも用意し、ギフトはシン・デニムのパッケージを使用する。
初年度の売り上げ目標は2000万円。コーヒー豆やスタッフエプロンは卸販売も行い、3年後に合計で1億円を目指す。店頭で各種データを集めて解析し、都心への進出も検討する。