三越伊勢丹のジャパンセンスィズ 大島紬の商品開発

2017/03/31 06:10 更新


 三越伊勢丹は29日から、日本の伝統や文化を発信するキャンペーン「ジャパンセンスィズ」を始めた。今回は九州のクリエイターや職人にスポットを当てたモノ・コトを提案する。伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店の3店で4月11日まで。

 伊勢丹新宿本店が目玉として取り組んだのは、鹿児島・奄美大島の大島紬を生かした商品の開発=写真。自然を生かした染色技法「泥染め」で深い色合いを出した生地とデザイナーとを掛け合わせ、「ヨウジヤマモト」のドレス(9万9360円)や「クロ」のデニムジャケット(7万200円)など、婦人服、紳士服、リビングなど各階で商品を販売する。

 また同店本館1階「ザ・ステージ」では、三越伊勢丹とビームスが日本の優れた製品や技術を紹介し、新しい価値の創出を目指す共同プロジェクト「スタンド・フォーティセブン」が催事を開いている。スウェーデンを代表する陶芸家のリサ・ラーソン氏による波佐見焼(長崎)の招き猫などを販売。若いクリエイターとの協業商品も充実させた。

デキスタルデザイナーが大島紬を使って制作したアートピースを展示して、魅力を伝える(伊勢丹新宿本店) 


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