イザがチャリティーイベント「ピンククリスマス」開催 楽しみながら社会問題を考える

2024/12/27 06:25 更新NEW!


「キャンサーギフトコレクション」には乳がんを克服した女性たちがモデルとして参加した

 セレクトショップのイザは12月23日、ピンクリボンなどのチャリティーを目的とするイベント「イザ・ピンククリスマス2024」をザ・リッツ・カールトン大阪で開催した。今年で17回目。会場には顧客をはじめ、取引先やインフルエンサーら220人が来場した。

 07年に乳がんの早期発見などの知識を広める「ピンクリボン運動」としてスタートし、近年は発展途上国の女性の命や健康を守る活動、動物愛護などの啓発活動も行っている。クリスマスの前日にドレスを身にまとってディナーパーティーを楽しむとともに、社会問題に対して考えを深める機会になっている。

 今年は例年以上に企画が盛り込まれ、イベントは5時間に及んだ。冒頭は、乳がんの厳しい治療をくぐり抜けた女性たちがモデルとして参加する恒例企画「キャンサーギフトコレクション」。今年は女性たち自身が「より良いショーにしたい」という思いから、1年間のウォーキング練習を経て本番を迎えた。病気に立ち向かうための励みになったという。

 会場中央にしつらえられたランウェーでは、親会社のグルッポタナカが扱う「パトゥ」や「ヌメロ・ヴェントゥーノ」「ニナ・リッチ」などのショーを行った。今回は初めて、イザの田中タキ代表がクリエイティブディレクターを務める「アフェクションズ・バイ・タキ」のショーも行った。

 トークセッションでは、フェムテックの重要性や同性婚に対する考え方など、さまざまなテーマを取り上げ、認知度の向上を促した。格闘家を招いたエキシビションマッチや、タレントらによるライブも行った。

タレントのIMALUさん(中央)らによってフェムテックの重要性などが語られた

 イベントの最後はチャリティー抽選会。来場者は、ラグジュアリーブランドのウェアやホテル宿泊券などが当たる抽選券を、1口1000円で購入して参加した。売上金の合計301万2000円は、田中代表から、日本対がん協会乳がんをなくすほほえみ基金や動物環境・福祉協会Eva、女性の命と健康を守る活動を行う国際協力NGO(非政府組織)のジョイセフの3団体に寄付された。

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