ヨーカ堂 アダストリアと協業の「ファウンドグッド」を終了

2025/08/14 17:30 更新NEW!


 イトーヨーカ堂は26年2月でアダストリアとの「ファウンドグッド」の仕入れ契約を終了する。ヨーカ堂の持ち株会社であるヨーク・ホールディングスが9月に米ファンドのベインキャピタルの傘下に入ることになっており、「事業ポートフォリオ再構築の中で判断した」という。

 セブン&アイグループのもとで事業改革を進めていたヨーカ堂は自主アパレルからの撤退に伴い、24年2月から衣料品売り場にファウンドグッドを導入、ショップ型、コーナーなど64店で扱っている。

 食品売り場までは来ている消費者を衣料品売り場に呼び込み、高齢化していた客層を若返らせる役割を担っていた。木場店、東大和店など資金をかけた売り場は少なくないが、十分な成果が出ていないこともあり、スタートから2年、更新のタイミングで契約を終えることになった。

 26年3月以降も在庫は販売するが、ファウンドグッドの跡についてヨーカ堂はテナント導入を進める考え。非食品分野の直営面積はさらに圧縮される見通しだが、インナーなどの実用衣料や取引先と協業したレディス「ギャローリア」、メンズ「ケント」などは継続し、一定の衣料品の扱いは継続される見通しだ。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事