伊藤忠商事は、スウェーデンのクレッタルムーセンが製造・販売するアウトドアブランド「クレッタルムーセン」の日本での独占輸入販売権を取得した。インス(大阪市、三木得生社長)を通じて19年秋冬物から販売する。小売りベースで4年後、10億円を目指す。
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クレッタルムーセンは、「丈夫で洗練された」登山用メーカーとして75年にスウェーデンで設立。「最小限の自然環境負荷で、最大級の安全性をあなたに」を登山哲学に掲げる。クレッタルムーセンの全商品は、環境に配慮したライフスタイルを実現するため、使う原材料の選定から生地の開発、機能性を重視したデザインなど細部にまでこだわる。リサイクルポリエステルやオーガニックコットンの高密度織物を使ったアウターなどが人気だ。メンズ・レディスのアウター5万~12万円、パンツ2万~4万円、バックパック1万~6万円など。
日本では「健康的でファッショナブルなライフスタイルを好む」20~50代の幅広い男女を対象にする。インスの多様な販売網を通じて、全国のセレクトショップや百貨店、有力専門店を中心に販売し、認知度を高める。