伊藤忠が「ヘム」の製造化権を取得 スポーツラインも

2017/04/28 06:28 更新


 伊藤忠商事は、日本のバッグブランド「HeM」(ヘム)のマスターライセンス権をかばんメーカーの協和(東京)から取得した。バッグに限らず、スポーツの新ラインを18年春夏からスタートするなどアイテムを広げ、トータルライフスタイルブランドとして育てる。3年後にはヘムブランドとして30億円(小売価格)の売り上げを目指す。

 ヘムは99年に鴻池製作所が立ち上げたバッグブランド。特徴的なロゴやデザインが人気で当時の10~20代の間で爆発的に広まった。協和がヘムのバッグ、皮革雑貨・ステーショナリーの製造販売事業を譲り受けたのが13年。トータルブランドに広げるため、今回伊藤忠がマスターライセンス権を取得した。

 伊藤忠は協和とバッグのサブライセンス契約を結び、バッグは引き続き協和が手掛ける。伊藤忠と組むことで従来の雑貨専門店などに加え、セレクトショップなど新販路の開拓や著名ブランドとの協業などを進め、認知度を高める。

 18年春夏からはバッグ以外の分野に広げる。第1弾としてスポーツカテゴリー「ヘム・スポーツ」を新ラインとして立ち上げる。メガスポーツがサブライセンシーとなり、ランニングウェアやヨガウェアなどを展開。全国にある「スポーツオーソリティ」の店舗で販売する。




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