「ミー・イッセイミヤケ」は六本木の21_21デザインサイトギャラリー3で、特別展示「フォーカス・オン・ストレッチプリーツ」を開いている。6月23日まで。
ミー・イッセイミヤケを代表するストレッチプリーツは、縦と横に細かいプリーツを施した素材。全方向に伸縮する特性を生かし、誰もが自由に着こなせるアイテムを20年以上にわたり提案してきた。ブランド名にあるミーは、「わたし」のこと。わたしの生活を快適に楽しむための衣服を意味している。
同展で取り組んだのは、「次につながる創造的な実験」。ストレッチプリーツを新しい視点で表現するために、グラフィックデザイナーの岡崎智弘を迎えて企画した。岡崎氏は「ストレッチプリーツの構造を観察して、新しい可能性を探った」という。プリーツマシンのリズムが響く会場内には、プリーツのピッチを少しずつ変えたプルオーバーがずらりと展示されている。同じ手法でありながら、ピッチを少し変えるだけで表情が変わる。その違いを丁寧に伝える。プリーツの縦横が重なる構造の一部分を拡大した模型も興味深い。新しいプリーツの形を連想させる様々な構造の模型も展示されている。入場は無料。