伊勢丹新宿×パルコ 「未来のファッション」催事

2017/04/05 14:22 更新


 伊勢丹新宿本店2階のトーキョー解放区とパルコは、未来の東京ファッションをテーマにした催事「2037年トーキョーコレクション」を行っている。スタイリストの山口壮大をディレクターに起用し、VR(仮想現実)を取り入れた“新感覚のショッピング体験”を提案する。期間は解放区が4~18日、パルコが青山で運営するバイパルコが7~19日。

 未来は現実とVRとが境なく存在しているという想定のもと、同催事のためのVRアプリを作り込んだ。スマートフォンにアプリをダウンロードし、店頭のQRコードにかざすと、スマホ画面上にVRが広がる。VRでは、伊勢丹やパルコが並ぶ夜景の中に、店頭商品と関連のある画像が出現したり、音楽が流れ出したりする。

店頭のQRコードを読み込むと、スマートフォン上にVRが広がる

 たとえば「アンリアレイジ」のトレンチコートは、店頭では製作途中を思わせるデザインと、着古したようなデザインの2型を販売するが、VRでは新品のベーシックなデザインが浮かびあがる。他に、パルコのアートワークで知られるデザイン集団トマトによるロゴTシャツ(5800円)や、動きに合わせて光るスニーカー「オルフェ」などが店頭に揃う。

 「13年に解放区が始まる前から、パルコ担当者と一緒に何かやろうと話していた。(競合同士の協業とも言えるが)手を組むことで、消費者に盛り上がりやファッションの楽しさを感じてもらえるはず」と、三越伊勢丹の寺澤真理バイヤー。

伊勢丹新宿本店での店頭の様子



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