伊勢丹新宿本店は22日、本館屋上で元ラグビー日本代表の吉田義人氏を招き、子供を対象にしたラグビーの体験ワークショップを実施した。三越伊勢丹は今後、スポーツや音楽など文化関連の発信を強める方針で、同イベントはその一環。当日は約100人が集まった。
旧伊勢丹には00年まで東日本社会人リーグ所属のラグビー部があり、吉田氏も9年間在籍していたことから、同企画が実現した。
当日は、音楽に合わせラグビーボールに親しむ幼児向けのプログラムや、ラグビーの初歩的な技術を教える小学生向けのアカデミーのほか、かつてラグビー部の部長で吉田氏が退職する際は会見に同席した近藤洋伊勢丹新宿本店長とのトークショーなども開いた。
吉田氏が同店で本格的なラグビーイベントに関わるのは初めて。「伊勢丹は古巣で、いつか恩返しをしたいと思っていた。19年日本開催のラグビーワールドカップに向け、子供たちにチャレンジできる場も提供したかった」と話す。
吉田氏は91年に伊勢丹に入社し、婦人服や宣伝、広報などを担当。キャプテンとして全国社会人リーグでチームをベスト8に導いた。