ウェディングドレス売り場での接客が「神対応」と話題になったスタイリスト(販売員)の水野さんを紹介した。幼い娘を店内に招き入れ、ティアラをつけてあげたりした一連の接客体験をその母親がツイッターに投稿、SNS(交流サイト)で4万人近くがシェアした。
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「どう見ても客にならない私たちに、夢を与えてくれて感動した」と母親がつぶやいたように、確かにこの母娘がドレスを買うとは考えにくい。しかし、水野さんは「わざわざ伊勢丹に来店してくださっている以上、お客様に変わりはない」と強調する。
「小さな子と一緒のママは買い物に来てもあまり落ち着く時間がないのでは。そして子供が退屈しないかといつも気を揉んでいるのでは」と相手の身に立ったことが支持された。
ネットで拡散されたことで、社内のモチベーションにもつながっている。同僚から「接客の楽しさを再認識できた。ありがとう」「私だったらこう接客したけどどう思う?」「私ももっと喜んでもらえるおもてなしがしたい!」というメールが来たり、あまり話したことがないスタイリストと会話するきっかけになったりしたそうだ。
優秀販売員に認定されている水野さんは「これくらいは当然と期待されていると思います」と謙遜するが、今回の件を耳にした大西洋社長も「とてもうれしそうだった」(広報)という。