プリント加工の京美染色(京都市、大塚晴夫社長)は、雑貨の自社ブランド「亥之吉」の直営店を京都市内に出店した。ECも含めた自社販売の強化で、亥之吉の拡大を目指す。
亥之吉は5年前、同社がファクトリーブランドとして本格的な展開を開始した。和柄を現代的にアレンジし、自社工場で綿にハンドスクリーンやインクジェットでプリント。がま口やがま口型バッグ、ポーチ、フラットバッグ、テトラバッグ、長財布、スマートフォンポーチなどの雑貨を展開する。
卸や百貨店の催事、EC販売などをしている。この数年、EC販売が毎年2ケタ増で推移し、実店舗を要望する顧客も多いため、5月初旬にショップを開いた。場所は京の台所といわれる錦市場入り口側。面積は約15平方メートルで、新商品や売れ筋商品を中心に品揃えしている。
今後は卸の一方でECと直営店での販売に力を注ぐ。直営店の複数展開も視野に入れながら、拡販を目指す。
「亥之吉」のショップ