1月の訪日外国人客数、春節効果で24%増

2017/02/15 17:26 更新


 日本政府観光局によると、1月の訪日外国人客数は前年同月比24・0%増の229万人5700人となり、1月として過去最高を記録した。単月としても16年7月(229万6400人)に次ぐ過去2番目の記録だった。昨年は2月だった春節(中華圏の旧正月)が今年は1月末に移行したことが後押しした。航空路線の新規就航・増便、クルーズ船寄港増加も引き続き寄与した。

 韓国とオーストラリアが単月として過去最高となり、ロシアを除く17の国・地域が1月として過去最高を記録した。中国は32・7%増の63万人、韓国は21・5%増の62万5000人、台湾は、昨年のトランスアジア航空の解散に伴うツアーキャンセルなどで9・3%増の35万人にとどまった。

 東南アジアは高い伸びを示し、シンガポール35・2%増の2万人、マレーシア73・9%増の3万4000人、インドネシア63・8%増の2万2000人、フィリピン40・1%増の2万6000人、ベトナム46・0%増の2万1000人となった。

 2月は多くの国・地域で春節休暇が終わっているため、訪日旅行者数の伸びの勢いは緩やかになるとみているが、ウィンタースポーツや雪遊びを目的にした訪日やクルーズ需要が増えており、需要の下支えが期待できるという。



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