3月の訪日外国人客、200万人突破

2016/04/20 17:47 更新


 日本政府観光局によると、3月の訪日外国人客数が過去最高記録を更新した。前年同月比31・7%増と201万人となり、これまで最高だった15年7月の192万人を上回った。近年さらに人気が高まっている桜シーズンを迎えたこと、昨年4月だったイースター休暇が今年は3月となり欧米やアジアからの訪日需要が増加したことが影響した。航空路線の拡大やクルーズ船の寄港増加なども寄与した。

 中国からは前年同月比47・3%増の50万人となり、3月として過去最高を記録した。伸び率は前年同月より穏やかになっているが、クルーズ船寄港数が大幅に増え需要を押し上げた。香港、フィリピン、米国、カナダ、英国、ドイツが単月として過去最高を記録したほか、ロシアを除く13市場が3月の記録を上回った。

 4月は高い桜人気に加え、中華圏のタイのソンクラーン(旧正月)、クルーズ船の増加で増える見込みだが「熊本地震の影響を踏まえ状況を注視する必要がある」という。



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