3月の訪日外国人客数 桜鑑賞など目的に5.8%増

2019/04/17 18:08 更新


 日本政府観光局によると、3月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比5.8%増の276万人となり、3月として過去最高を記録した。航空座席供給量の増加や、花見などを目的にした訪日需要の高まりが影響した。

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 国・地域別では、インド、米国、カナダ、英国、ドイツが単月として過去最高だった。中国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、フランス、イタリア、ロシアが3月として最多を記録した。

 東アジアは中国が16.2%増の69万1000人。1月から開始された個人ビザの発給要件の緩和による個人旅行需要の高まりと新規就航の増便による航空座席供給量の増加が寄与した。台湾は地方への新規就航やチャーター便が増え、3.9%増の40万2000人となった。

 一方で、韓国は韓国経済の低迷や海外渡航先の多様化により、5.4%減の58万5000人。香港は旅行先として安価な中国行きツアーなどが好評だったことに加えて、昨年は3月にあった大型連休が今年は4月になったことが影響して12.4%減の17万1000人だった。



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