日本政府観光局によると、2月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比3.8%増の260万4300人となり、2月としての過去最高を記録した。
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中国や台湾の春節(中華圏の旧正月)休暇が昨年の2月から今年は1月下旬にずれるなど、マイナス要因があったなかでも微増となった。ベトナムがテト休暇により68.6%増の3万9400人、航空座席供給量が増加したタイが31.4%増の10万7800人と高い伸びとなった。クルーズ船需要が好調だった米国、カナダなど欧米豪も堅調に伸びた。台湾、英国、伊を除く17の国・地域が2月として過去最高を記録した。
東アジアは中国が1.0%増の72万3600人。クルーズ船寄港数が減少傾向にあるが、1月から開始された個人査証の発給要件緩和と航空座席供給量の増加が寄与した。韓国は1.1%増の71万5800人、香港は0.5%増の17万9300人と微増。台湾は中華航空のストライキ発生など日本路線の欠航もあり、0.3%減の39万9800人と微減になった。