三越伊勢丹HD 21年3月末で三越伊勢丹研究所を清算

2021/01/15 14:10 更新


 三越伊勢丹ホールディングスは、子会社の三越伊勢丹研究所を21年3月末で清算する。あらゆる商品、消費者の動向、市場に関する情報を調査収集・分析し、「ファッションの伊勢丹」の指針を担っていたが、今後は一部の業務を社内の既存組織に取り込むことで対応する。

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 同研究所は伊勢丹研究所として1967年に設立。調査・研究の受託を主な事業としていた。バイイングの指針となるディレクションを自前で作成していたが、店舗とデジタルが融合したシームレス化に伴って、研究所の機能の一部を取り込んで新たなマーチャンダイジング業務の確立に取り組む考えだ。研究所の業務はこの一年、ほぼ休止していた。国内外のファッショントレンドやライフスタイルに対して、「デジタル化で情報収集やデータ分析などの業務のやり方が大きく変わった。一部は既存の組織に取り込む」(同社)という。



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