東京ビッグサイトで28日まで開催する第34回JFWインターナショナル・ファッション・フェア(JFW-IFF)では、ファッション市場の新潮流を感じさせる出展者やセミナーをみることができる。
クリスメイド(写真下)は都市型の小規模縫製工場、“スマートファクトリー”を打ち出す。同社は広島市内にあり、サンプル品生産から30枚程度の小回りの効いた生産を得意にしている新興メーカー。
「街中の小さい縫製工場だからこそ高感度な商品を多品種、小ロットで生産できる」と謳い、アパレルメーカーはもとよりセレクトショップや百貨店バイヤーからも注目されている。
さらに同社は来場者に向け「うちみたいな小さい縫製工場、やってみん?」とアピール。「初期投資や運営維持費が少ないため、軌道修正も容易」などと、縫製工場立ち上げ支援プログラムを17年1月からスタートし、同業者の育成にも力を入れる考えだ。
セミナー会場では、28日14時30分から「ベンチャー企業と大手アパレルが取り組むファッションテックの新潮流」と題したパネルディスカッションが行われる。
スタイラーの小関翼CEO、シタテルの河野秀和代表、アーバンリサーチの斉藤悟販売促進部シニアマネージャー、ベイクルーズの石川良二執行役員、トーマツベンチャーサポートの納富隼平総合プロデューサー、サイキックVRラボの八幡純和クリエイティブディレクターが登壇。
業界で急速に注目を集めるファッションとITを融合した”ファッションテック”の最新状況から新潮流までを語る。