【IFF】“進化版ジャパンメイド”アピール

2016/09/26 17:20 更新


 東京ビッグサイトで28日まで開催中の第34回JFWインターナショナル・ファッション・フェア(JFW‐IFF)では、高度な技術力を生かした“進化したジャパンメイド”の魅力を打ち出すブースが目立つ。高度な開発技術を生かして市場の拡大を狙う。

 メッキ加工・化粧品製造の日東電化工業は16年春夏シーズンからスタートした、アパレルブランド「コート・ア・カレット」を販売する。開発したのは、夏場の紫外線や冬場の乾燥などから肌を守るウェア。肌に優しい生地使いや、紫外線から首周りや手の甲まで保護する機能性を加えたデザインをアピールする。得意分野のスキンケア商品と合わせて訴求し、英国やシンガポールのセレクトショップなどの海外のバイヤーから注目された。

 東京都内で上質なジャージーを生産しているバーンズファクトリーは自社ブランド「バシータ」で、特殊な千鳥ミシンを使ったツイン・プラヴァー・シーム縫製によって縫い代なくフラットに仕上げる技術をアピールした。国内生産に注目するバイヤーの関心を集めた。

IFF初日付けプラス写真
東京ビッグサイトで28日まで開催中

 セミナーも見どころの一つ。27日午前11時からは「パタゴニアの考える企業責任とは」と題して、パタゴニアの辻井隆行日本支社長が、社会に役立つ社会的事業と持続可能な企業経営の両立について講演する。



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