ホープインターナショナルワークス、自己破産申請へ 

2023/02/02 06:25 更新


 信用情報によると、ホープインターナショナルワークス(大阪市、高村三礼社長)は、1月31日で事業停止し、自己破産申請準備に入った。

 同社は10年6月設立。紳士服のOEM(相手先ブランドによる生産)企業としてスタートし、婦人・子供服など扱い製品を拡充するとともに、東京や大阪のアパレル、商社など取引先を開拓。16年に開始した衣料品リメイク事業が拡大し、19年5月期には売上高がピークとなる29億6841万円を計上した。しかし、利益面は経費先行のため低調で、同期には同社従業員による不正が発覚し、その処理費用などから6534万円の赤字に転落していた。以降、不採算取引の大幅縮小やコロナ禍の影響で売り上げを急激に減らし、21年5月期は7億8777万円まで落ち込むと、営業損益段階から2億円超の赤字で債務超過となり、厳しい経営に陥っていた。22年7月にはOEM事業から撤退し、リメイク事業のみとなって事業再構築を進めていたが、先行きの見通しが立たなくなり今回の事態となった。



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