ハニーズHD 上期粗利益率は58%超 低コストと値引き抑制で

2020/01/09 06:29 更新会員限定


江尻社長

 ハニーズホールディングスが利益を大きく伸ばしている。7日に発表した20年5月期の上期(6~11月)連結業績は、売上高241億6900万円(前年同期比2.5%減)に対し、営業利益は24億1600万円(49.7%増)。段階的に進めてきた中国の退店・撤退の影響で減収ながら、営業利益率10%を稼いだ。ミャンマーの自社工場での物作りを背景に粗利益率が大きく改善している。

(石井久美子)

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 「価格と品質のバランスがお客様に少しずつ認められてきた。国内の粗利益率は1.7ポイント増の58.5%で、低価格業態としては限界に近いレベルまで改善した」と江尻義久社長。連結の粗利益率は2.1ポイント改善し、58.6%。もともと国内は堅調だったが、赤字だった中国事業の撤退で連結増益にもつながった。中国子会社は19年12月に清算が完了した。

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