ジーンズ主力のメンズカジュアル専門店などを運営するヒノヤはこのほど、東京・上野のアメヤ横丁のヒノヤプラスマートを改装オープンした。壁面に棚を追加するなどし、VMDの自由度を高めた新たな見せ方の店舗として打ち出す。
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ヒノヤプラスマートはアメカジショップが多く並び、ヒノヤ本店も店を構える通りにある人気店。コンパクトながら、国産ジーンズブランドを中心に、商品がぎっしりと詰まった売り場が魅力だ。8月22日から改装に入り、9月11日にリニューアルオープンした。
リニューアル後の最大の特徴は壁面全体に追加された棚だ。以前の店よりも置ける商品量が増えたほか、より立体的な売り場作りが可能になった。壁も明るい色の木目調にし、広く見えるよう工夫している。高架下という立地上、低く圧迫感があった天井も、一部の板を取り払うことで開放的な雰囲気にした。
インバウンド(訪日外国人)にも人気のブランド「桃太郎ジーンズ」、ヒノヤのオリジナルブランド「バーガスプラス」などの商品が主力。本店には置いていない「ウエアハウス」のアイテムも揃えるほか、フライトジャケットといったアウターも充実している。
山本岳人同店店長は「VMDの自由度が高い売り場を生かして、見た目も楽しい店にしていきたい。ジーンズを軸にチノパンなど、パンツの提案に強みを持たせていく」という。