バッグの林五「ファイブウッズ」 大阪に初の直営店 セレクトショップも併設

2024/11/07 06:26 更新


日本製にこだわったレザーバッグを揃える直営店

 バッグメーカー、林五(大阪市)は大阪・南船場に自社ブランド「ファイブウッズ」初の直営店を開いた。路面店でブランドのこだわりや価値を体感してもらう場と位置付ける。店舗2階にはバッグに合うアパレルや靴などを揃えるセレクトショップも併設した。

 ファイブウッズはレザーなど優れた日本の素材、国内縫製を特徴とする。日本ならではの職人の技術を伝えることに力点を置く。そのため、実際に見て触れられる店舗が必要と判断して11月1日に直営店を開いた。売り場面積は83平方メートル。茶色に染めた後に黒い顔料を塗った茶芯の馬革、機能性の高いオイルレザー、撥水(はっすい)レザーなどタンナーに独自発注した革使いのバッグ、小物も多い。

 直営店限定品として、がっしりした岡山産の帆布を使ったトートバッグも置いている。レザーバッグと同じように長く使え、愛着がわく点を重視する。値が張るダレスバッグ、スーツケースのレンタルサービスも提供する。

 今後の出店予定はないが、東京には出店したいとしている。売り上げが伸びてきたECとの連動も強める。

 2階のセレクトショップは名称が「アンドインダストリー」。「大人の秘密基地」(林裕之セールスマネージャー)のような空間とする。対象はファイブウッズのファンやレザーバッグに興味を持った人。ストーリー性のあるニットトップ、パンツ、コート、革ジャンなどのアパレル、靴などを揃える。

「大人の秘密基地」のようなセレクトショップ

 ミシンを揃えており、店内で靴、バッグのパターンオーダー、ベルトのサイズオーダーにも対応する。靴磨きのサービスもある。



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