21年春夏オートクチュール アルベール・エルバスが6年ぶりカムバック!

2021/02/02 06:27 更新


 アルベール・エルバスが6年のブランクを経てカムバックを果たした。ゲストブランドとして招待されたパリ・オートクチュールで初公開されたのが、リシュモンとのジョイントベンチャーで誕生した「AZファクトリー」だ。デザイナー本人も戻るのに時間を要したと話す。そんな彼を再びファッションへと導いたのはシリコンバレーへの訪問。新ブランドではこれまでのラグジュアリーブランドとは違うアプローチに挑戦している。

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 それはテクノロジーで女性を美しく見せること。エンカのビスコースとライクラから作った機能素材アナト・ニットで「マイ・ボディ」のシリーズを生み出した。体をサポートし補正するこのニットを使って、リトル・ブラック・ドレスを作った。「スイッチウェア」はレジャーからクチュールへと、すぐにスイッチできるシリーズ。ストレッチ性や通気性に優れた素材を使ったトップやレギンスなどのベーシックアイテムに、ドレスアップピースをプラスすることで簡単にクチュール気分を味わえる。家でのリラックスタイムにも外出へもスイッチできる。

シェイプやシルエットをサポートする「マイ・ボディ」の深紅のドレスはXXS~4XLで展開

 「スーパーシーク・スーパーシークテック」は、環境に優しい染色を施したナイロンマイクロファイバーを、バイボレの技術で機能性に優れた3D素材に仕上げた。これまでアクティブウェアに使われていたナイロンに、通気性を加えオールシーズン対応でクチュール素材のような風合いに仕上げた。そんな足元にはポインテッドトウのアクティブなスニーカー。

サテン素材のドレスピースを加えることで、アクティブウェアがクチュール風に早変わり

 コレクションはXXSから4XLまで展開、あらゆる体形の女性に対応する。デビューコレクションは映像公開直後に、ファーフェッチでデジタルエクスペリエンスとともに発売開始、翌日にはネッタポルテでトークも行われ、二つのネットショッピング大手のエクスクルーシブでローンチされた。

リッチなテクスチャーで機能性のある3Dナイロンは新クチュール素材と言ってもいい

(ライター・益井祐)



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