【パリ＝松井孝予通信員】アルベール・エルバスとスイスのリシュモンが昨年10月に設立を発表したジョイントベンチャー、AZファッションが、来年1月末に新ブランド「AZファクトリー」をデビューさせる。15年10月に「ランバン」のアーティスティックディレクターを退任したエルバスの本格的な復帰として注目される。
エルバスは声明の中で「誰にでも似合う美しく機能的なモードをイメージしている。これは一つの新しい出発、ニューファクトリーの誕生だ。イノベーションとテクノロジーをベースにしたラグジュアリーブランドである前に、経験したり新しいアイデアにトライする場である」と述べている。
AZファッションのオフィスは、リシュモン傘下「カルティエ」のカルティエ現代美術財団内に設置された。社長にはザ・ウェブスター会長兼CEO（最高経営責任者）だったローラン・マルケズ氏が任命された。
この新ブランドは既にインスタグラム、ツイッター、ティックトックでアカウントを開設し、エルバスの顔を連想させるユニークなロゴを投稿している。
