阪神梅田本店が4月6日、全館オープンした。改装工事が続いていた地下1階食料品が完成し、地下2階~地上9階、売り場面積5万3000平方メートルの全てが出揃った。
同店のコンセプトは「毎日が幸せになる百貨店」。その象徴となる「食」関連は、食物販(地下1階と地上1階)、飲食(地下2階、地上9階)を合わせた4層で1万8000平方メートル。売り場面積構成比約34%で、全館売上高の「半分強」を見込む。また、非食品フロアを含め、モノの集積にとどまらない〝ワールド価値〟の提供を重視しており、各ワールドに配したナビゲーターによる「ファンコミュニティーの創造」に取り組んでいるのも同店の特徴だ。阪急阪神百貨店の山口俊比古社長は「全く異なる両本店が出来上がり、圧倒的な存在感と魅力で、関西ドミナントエリアでのマインドシェア、マーケットシェアを最大化することを目指す」とあいさつした。22年度売上高は730億円を見込む。