H&Mは4月18日、原宿店をオープンした。日本で127店目。品揃えをウィメンズに絞り、トレンド性の高い商品とベーシックの商品構成にした。セルフレジを初めて導入したほか、屋外テラスも設け、ゆっくり買い物できる売り場が特徴だ。
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日本2号店だった旧原宿店は22年に閉店したが、ジャパン社のアネタ・ポクシンスカ社長は「また原宿に店を出したいと思い、ずっと好立地を探していた」と話す。新しい店は、「ファッション感度の高いお客様の多い原宿に合う品揃えと店作りを考慮して作った最新型の店舗」という。
ユニクロ、イケアも入居するウィズ原宿に3フロア、700平方メートルの店舗を出した。1階は売り場を設けず、大型ディスプレーと協業商品など旬の商品を置く。中2階にはアジア限定商品がある。2階のメイン売り場には原宿店専用にMDを組んだ、トレンド性の高い商品とベーシック商品を並べる。広いフロアをゆったりと見て回れるよう、商品の陳列には余裕を持たせ、アクセサリーなど雑貨も専用コーナーに整然と並べる。
「原宿を訪れるファッション感度が高い女性に楽しんでもらえるよう、あえてウィメンズのみの店にした」という。品揃えに関してはオープン後の反応を見ながら、修正していく考えだ。