「ベーシックでありながら主役にもなる服」を提案するEC発のレディスブランド「Gypsohila」(ジプソフィア)。インスタグラムのフォロワーは約13万7000人で、30~50代の女性を中心に幅広い年齢層に受けている。18年6月にブランドを立ち上げ、主に自社ECで販売してきた。商品を直接見られるように、阪急うめだ本店などの都市部で期間限定店も定期的に開いている。
Well(大阪市)が運営する。ファッションが好きな田中彩子代表は読者モデルをしていたこともあり、以前からSNSにコーディネートを投稿していた。15年から動き出してバッグの「アヤコ」でマザーバッグを販売したことがきっかけとなり、服も販売してみたいと同ブランドをスタートした。デザイナーも兼任しており、妹の田中祐子さんとともに服のデザインを考案している。「はやりを取り入れつつ、3年先まで着られる」ことを意識しているという。
春夏物は3月、秋冬物は9月に投入し、各シーズン40~50型を揃えている。Tシャツが税込み約1万円、ブラウスが2万~3万円、デザインのあるボトムが2万~3万円。よく売れるリピート品番の小さなリボンをたくさんあしらったトートバッグ(Sサイズが1万65円、Mサイズが1万1715円)や、カーブシルエットのジーンズ(2万5300円)など服から雑貨まで揃える。


これまで、阪急本店やJR名古屋高島屋といった都市部の百貨店で期間限定店を開いてきた。東京では展示会でサンプル品を見てもらい、後日配送する。阪急本店での期間限定店は、整理券が配布されるほどの人気ぶりだ。今後は4月3~5日に東京で展示会、4月16~22日に阪急本店で期間限定店を開く。
引き続き自社ECをメインに販売していく。海外販売も視野に入れる。期間限定店の出店やセレクトショップへの卸販売などに挑戦してみたいという。