ジーユー 世界で売れる商品を作る 中国、台湾、香港、北米に出店

2023/09/04 18:00 更新


 ジーユーは今期(24年8月期)、事業のグローバル化に着手する。国内だけでなく、海外市場も視野に入れたビジュアルやコミュニケーションを強化するほか、商品開発拠点をニューヨークにも設け、世界市場で売れる商品作りを本格化する。23年8月期末の店舗数(予想)は467で、うち海外は「35程度」(柚木治社長)だが、今後は中国、台湾、香港のほか、北米でも出店する考えだ。

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 第3四半期(22年9月~23年5月)は売上収益2279億円(前年同期比19.7%増)、営業利益258億円(44.6%増)と大幅な増収増益。品番を絞り込み、マストレンドに特化する戦略が奏功した。期中に国内で都心部の大型店を含む47店を出し、海外でもニューヨークのソーホーに期間限定店を出した。

 23年8月期も好業績を見込む。好調を背景に海外市場への進出を加速する考えで、ブランドのクリエイティブディレクションにデザインスタジオ「YAR」(ヤール)を起用し、イメージキャストやモデルも刷新して、グローバル市場で通用するコミュニケーションを強化する。

 柚木社長は「トレンドとデザイン、品質と実用性、低価格がジーユーの強み」とした上で「世界中のあらゆる人のワードローブになる」ことを目指すと語った。

イメージキャストやモデルも刷新し世界市場を狙う


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