グラウンドの自律型協働ロボット ダイアモンドヘッドが日本初導入へ

2019/07/30 06:28 更新


 AI(人工知能)やロボットを利用した物流ソリューションを提供するグラウンドは、研究開発を進めている自律型協働ロボット「オートノマス・モバイル・ロボット」(AMR)を、アパレルECサポートのダイアモンドヘッドに日本で初めて導入する。

 11月にダイアモンドヘッドが、ロジスティックス・サービス・プロバイダー(GLP)と協業で構築するファッションECオペレーションでAMRを採用する。場所はGLP柏(千葉県柏市)で、台数は30台。

 AMRは完全自動化ではなく、「人の作業を手助けする」イメージだ。ロボットがカメラセンサーによって周囲の環境を把握し、タイムリーに位置情報を取得する。例えば、ECの注文が入るとロボットは自律的に在庫のある棚の前まで走行。作業スタッフは各自の担当エリアで待機して、動くロボットを追いかけ、商品をピックアップしてAMRに備え付けられたボックスに入れる。すると梱包(こんぽう)場所までAMRが自動で運んでくれる。

 作業効率は人と比べて約2倍になる。物流施設内の作業オペレーションやレイアウトの大幅な変更は必要なく、スピーディーに導入できるという。

「人の作業を手助けする」自律型協働ロボット


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