グレイス、"キャラディネート”を海外発信

2017/04/24 06:27 更新


日本版「キャラディネート」サイトは、4月から日本の「スヌーピー」公式サイトにバナー広告の掲載が始まった影響でアクセス数が伸びているという

 キャラクターのライセンス衣料・雑貨を製造販売するグレイス(東京、塚越克美社長)は、トレンドファッションにキャラクターを取り入れるコーディネート“キャラディネート”を海外でも発信する。10月をめどに、キャラクターファッションECサイト「キャラディネート」を中国アリババグループの通販サイト「タオバオ」に出店する。日本のキャラクターファッションの中国進出を促す。

 同社は15年にキャラクターとコーディネートを掛け合わせた造語として、キャラディネートを商標登録し、発信に力を入れてきた。16年春には、取引先のキャラクター衣料・雑貨の販売を促進するキャラディネートサイトを立ち上げた。

 日本版のキャラディネートサイトは、取引先のキャラクター商品をファッションブランド別やキャラクター別に掲載し、商品を購入しようとすると、取引先の自社ECサイトにリンクする仕組みだ。ファッションブランドは約80、キャラクターは「ディズニー」「ピーナッツ」など100以上ある。

 商品を掲載するだけでなく、キャラクターにまつわるイベント情報や注目の新商品をニュースとしても発信している。サイトスタート以降、順調にPV(ページビュー)が伸びており、17年1~3月の平均月間PV数は7万5000。

 中国版のキャラディネートサイトは、「海外に直営店の無い取引先の中国進出をサポートをしたい」(塚越社長)として開設する。中国版は日本版と仕組みが多少異なる。中国版は、中国にあるグレイスの提携会社が、日本の取引先のキャラクター商品を買い取り、その提携会社が在庫リスクを負って販売する。

 将来的にはアリババグループのBtoC(企業対消費者取引)サイト「Tモール」への出店も検討している。



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